モラハラ被害の相談ができる「女性相談センター」へ行ったときの話。
私はブラック彼氏 恋愛と結婚で失敗しない50のポイントという本を読んでから、元夫に精神的モラハラをされていたことに気づいてしまいました。
それまで元夫から受ける巧みな言葉での操作。「悪いのはお前のせい!」と、言われる日々。
結婚したことの後悔、これまでの結婚生活って何だったんだろう・・・
1人悶々と悩む日々を過ごしていました。
何気なく、パソコンで「モラハラ 相談」と検索していると、「女性相談センター」というワードに辿り着きました。
そこでは女性が抱える家庭の悩みを相談することができるところだと知り、勇気を出して電話をかけてみることにしました。
モラハラされたことのない人には、モラハラの悩みを理解してもらうことは難しいです。
私はたまたま検索で辿り着いた「女性相談センター」という存在を知ったことで、モラハラされていた自分と向き合うことができました。
私はモラハラ被害者だということを母に告げてみた
私は本を読んでからモラハラ被害にあっていた自分の心とのギャップに納得できない部分があり、とりあえずこれまでの経緯を良く知る母に本(著書名:ブラック彼氏)を読ませてみることにしました。
モラハラなんて暴力する人とばかり思っていたので、こういった心をグチャグチャに掻き乱す、人の感情を抑圧する精神的DVがあることを母に知ってほしかったのです。
母「あ~、本に書いてあるのと一緒だわ。付き合う前から止めとけって言ったじゃん!!」
そのとおり!付き合う前から止めろと言われていました。母の見る目は間違っていませんでした。
元夫と付き合いはじめた頃、私は失恋したてで心がとても弱っていました。その時に元夫と出会い、気が利いたスマートな対応をする元夫がすごく大人に見えました。
失恋の傷とこれまでそういった経験がなかったので、上っ面の元夫のやさしさに自分が惹きつけられてしまったのです。
家族から付き合う段階でも”信用がない人”と見抜かれていたのに、結果的に結婚してモラハラ被害者となってしまったことは、ある意味自業自得だったのかもしれません。
真実を知りたい!女性相談センターへ相談
母に「モラハラってあんたが勝手に言ってるんでしょ!ひとりでそんなに騒いで~。」
と言われたので、客観的視点からモラハラ被害にあっていたのか確かめて納得したくて、各都道府県に設置してある女性相談センターに相談の電話をすることにしました。
電話相談ではどんな感じだったか?
匿名での電話対応だったので、名前や住所を聞かれることはありませんでした。年齢と子どもの有無、現在までの状況を聞かれました。
電話相談で対応してくれたのは年配の女性でしたが、解決に向けてのアドバイスをされたというよりかは
「あなたは今後どうしていきたいの?」
と聞かれ、イラっとする話し方をする人で私と相性が合わなそうな感じだったので、電話相談を早々に切り上げました。
すでに別居生活に入っていて、いのちに関わる切迫した状況ではなかったので、参考になるようなアドバイスはありませんでした。
対面相談できる女性相談センターへ
電話相談では、なかなか伝えきれないこともあったので、対面での相談をしてみることにしました。
土曜日でも相談を行っているので、子どもを母に預けひとり「DV女性相談センター」へ行きました。
相談員の方は見た感じ60歳代くらいの年配の女性でした。法テラスの無料相談で使用したこれまでの経緯をまとめた書面を持って話すことにしました。
大まかに話を聞いてもらうと、女性担当者の方が「あなたがツライと思った時点で精神的DVにあっているということですよ」と言われました。
人それぞれ感じ方は違うので被害を受けていた自分でも何と表現していいものか分からなかったのですが、腑に落ちた気がしました。
と、同時に本当に残念な男と結婚したものだと自分が悲しくもなりました。
これまで夫婦関係を良好にしていけるよう自分の気持ちを我慢して、元夫の言葉を信じて寄りそっていたことがすごくアホくさくなりました。
どんなに頑張っても、一生懸命こちらが動いても、それに対して何も思わなければ感じない人間に費やしてきた時間・労力・神経すべてを返して欲しいと思いました。
DV女性相談センターで相談すると「DV証明書」を発行してもらえる。
DV被害にあった人に対し、女性相談センターでは「DV証明書」を発行することができることを教えてくれました。
証明書を発行するまでには、対面の相談後、内部会議を開き承認を受けた場合発行してくれるということを説明してくれました。
「DV証明書」の効力・対応できること
・子どもの健康保険証が夫の扶養に入っている場合はDV証明書によって被保険者の変更をすることができる。
・相手先に住んでいる場所を知られたくない場合は「住居ブロック」をかけることができる。
子どもの健康保険は元夫の扶養に入っていましたが、異動の手続きのときはDV証明書が相手方の職場に届くと伝えられ、別居後の住所もすでに知られていたのでDV証明書の必要性がなかったので発行依頼はしませんでした。
自分の住んでいる自治体の市役所子ども課にも相談。
子どもがいるので各自治体ごとにDV対策をとっているので、まずは相談してみるように言われました。
行動は早い方がいいと思い、翌日市役所に電話を入れて担当者とアポをとり、県の女性センターに訪問したことを伝え、精神的DVを受けていたことを説明しました。
このときに、シェルターの使用について(場所は非公表なので教えてもらえませんでした。)と嫌がらせをされる前に、警察の生活安全課へ相談するようアドバイスを受けました。
今後子どもに関わるさまざまな手続きをするにしても、市役所側に事情を知ってもらっていた方がスムーズに進むので相談しておいてよかったと思いました。
精神的DVモラハラ被害に遭って思うこと
家族はもちろんですが、第三者の客観的視点で精神的DVに遭っていたという事実を相談することによって、自分の中で納得することができました。
自分の心の中で感じている違和感は、ほぼ間違いなく心が苦しいと叫んでいる証拠です。
各都道府県(各市町村)には女性相談センターが設置されており、ホームページに相談先が掲載されています。まずは相談することが大切です。
身近な人に相談できなければ、女性相談センターを利用して話を聞いてもらい一刻も早く共依存、モラハラ被害から抜け出せるよう目を覚まして自分の人生を歩んでほしいと思います。
幸せになる第一歩を勇気を持って踏み出しましょう!!
絶対に幸せになれるから大丈夫!!