パソコンを使えない人に教えるのって根気が必要なんです!
これまでガラケーを使っていた母が先日スマホに機種変しました。母の友達もちらほらスマホに変えたという人が増えてきいるらしく、ガラケーを使っていると「今どきスマホのほうが便利だよ。まだガラケーなのね。(フフフ。)」とちょっとバカにした風に言ってくることがあるそうです。
たまたま姉の旦那さんが働いている会社(車のディーラー)で携帯電話の代理店をやっており、今月キャンペーンがあるということで、このキャンペーンに便乗してスマホに変えました。
ところがスマホに変えたのはいいですが、手元に届いてからが大変でした。大変って、母本人も操作に慣れず苦戦しているのですが、私も母に操作を教えなくてはいけないので、それって結構大変ことなんです。
シニア層の皆さんに言いたい。スマホ使うの「大変だよ。」とね。
まず、スマホを使おうとしているシニアの皆さんへ「スマホは小さなパソコンのようなもの」だと言うことを理解していないと、いくらスマホの操作説明を簡単に噛み砕いて説明してもどうやっても理解ができないのです。そもそも「ログイン」「アカウント」という言葉の意味さえ知らないので、言葉の説明から必要になってきます。
スマホを使える状態にするにも初期設定が必要になりますし、アカウントを作るのに英数字交じりのパスワードが必要になったり、パスワードを考えるという初期の段階で母はすでにパニック状態でした。そういった設定が母はできないので私が代行して操作をしてあげることに・・・。
母は代行して設定してくれる人が身近にいたので、恵まれていると思いました。
普段からパソコン操作に慣れている人ならば、スマホを抵抗なく使うことができるのでしょうが、私の母のようにパソコンに疎い人は初期設定段階から地獄だと思います。
ガラケーを使っているシニア層の方から見れば、スマホを指でスーっと操作する動作がカッコ良く見えるかもしれませんが、ウィルスが侵入したりするリスクがあるということも理解した上でスマホを持たなければなりません。
母よ、それはアップデートの通知案内だぞ!
母から「スマホにおかしなメールがたくさんお届いているんだけど見てみて。」と顔が引きつった状態でお願いされたので見てみると、スマホアプリのアップデート通知でした。そういったことも母の中では「変な迷惑メール」という認識なのです。
スマホに機種変してから毎日のように母に「ちょっとこれ、変な画面になっちゃった。」「電話を出るときってこうだっけ?」「メールこれで送れたの?」と問い合わせが殺到しています。私からみればちょっとしたことですが、母にしたら常に大事件が起こっているようです。
操作に慣れればスマホも便利でしょうが、私の母は電話・メール・LINE以外は今のところ操作ができないので、恐らく今後もネットで検索したり便利アプリをダウンロードしたりすることはないと思います。そう考えると私の母レベルのシニアの方って多いような気がします。
操作理解してないよね?
操作を教えても「ふーん。」と返事はしますが、理解していないようなので、だったらスマホじゃなくてガラケーのままで良かったのではないか?と私は思ってしまいました。が、母も友達付き合いがあるから、母なりに操作を覚えて友達にフっと小バカな態度をされないよう必死のようです。どの世代も女はマウンティングするようですね。
慣れないスマホの操作を覚える方も大変でしょうが、パソコンを全く使えない人にスマホ操作を教えるのは、思った以上に大変です。
時代が変われば情報や技術も変わります。私も数十年後、技術革新についていけているのか?年を老い、私が母に教えたように、娘から教えてもらうようになるかもしれないませんね。しばらく母からのスマホ操作の問い合わせ対応が続きそうです。